踊る放射線技師 肉球星別館

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星座のはじまり

えっと、何から書こうか(^^;)

今から5000年も昔、チグリス・ユーフラテスの両大河に挟まれたメソポタ

ミア地方(今のイラク付近)で羊の群れを追って生活していた古代カルデアの

人々がいました。彼らは一晩中星を眺め、めぼしい星の並びを動物や人間の姿

に見立てて星座の姿を作り出しました。

 それらの星座は後にギリシャに伝えられ、華やかな神話に結び付けられ現在

の星座として親しまれています。ギリシャが発端だと思っていた人も多いので

はないでしょうか。

古代の人々にとって星座は時刻を計り、季節の移り変わりをしり、星占いの手

がかりとして非常に重要だったと考えられています。

イギリスにあるストーン・ヘンジも太陽や月の運行をしるための観測台と考え

られています。ストーン・ヘンジとは直径100m、周囲には56個の穴が掘

られ、中央には一つの重さが20トンもある巨石が円形に組まれている。

古代人はこれを使い、夏至や冬至、春秋分の日を正確に知るだけでなく日食や

月食という当時の「大事件」も予測していたと考えられています。

スコットランドにある巨石群のようにイギリスにはストーン・ヘンジのような

環状列石と呼ばれる遺跡が多く残っています。

また、古代エジプトではナイル川の定期的なはんらんや天空の星の観測をもと

に、一年を365日、一日を24時間として現在とほとんど変わらない太陽暦

を作り上げました。まぁ古代エジプトの天文学が発達した背景には、古代人達

の太陽神ラーへの深い信仰があったのはいうまでもありませんね。

ラー(太陽)と星の動きを正確に観察し記録した結果、年周運動を知り、星座

の季節の関係も知るようになったそうです。

話がそれてしまいましたが、星座は現在88決められていますが、ギリシャ時

代までにできたものは48星座でした。ところが、15世紀以後の大航海時代

ドイツのバイヤーが南半球の航海で知るようになった南天に12の星座を追加

しました。それをきっかけに新星座が相次いで作られ混乱したので国際天文連

合は1930年にそれらを整理し88星座を確定しました。

それが現在の88星座です。




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